2013年3月11日月曜日

2年目の今日

昨日から今日と、2年目の今日に対していくつか文章を書いたのだけど、どれも途中でやめてしまった。圧倒的な事実の前に、自分のつづる言葉の小ささと軽さに大きな溜息が出る。姑息ささえ感じる
朝、子供たちに「今日は日本のあの地震と津波の日からちょうど二年なんだよ」と言うと、ええ、もうそんなに経つんだ、と驚いていた。オーストラリアに住んでいるともちろん学校や友人の間でそんなことが話題になることもない。
「2時ちょっと前になったら、授業中でも休み時間でもいいから、5秒でも10秒でもお祈りしなさいね」と言うと三人ともうなずいていた。(ここの時差は日本と一時間)
ぼくもその時間になったら、亡くなられた人たちと、幸せを引き裂かれてしまった人々のために祈ります。もしかしたらどんな文章よりも大事なのかもしれません。
ああ、もうすぐその時間ですね。