2012年3月11日日曜日

3月11日に


3月11日、朝五時。深夜当直の真っ最中。

いろんなことが胸を去来する。

昨日 FaceBook に書いたものの転載だけれど、正直な自分の気持ちとしてこれを残しておく。



一年前のいま、誰もがいつもの日と同じように過ごしていた。

まさか、まさか、次の日の夜がいつもと全く違う夜になるとは、誰も誰も想像していなかった。
まったく被害を受けなかったぼくですら、そのことを思うだけで胸がとても痛い。きっと大勢の人が、いま同じことを考えているのだろう。

同じ日が明日も来るという保証はない。それでもぼくらは毎日を、今日という一日を、いやだからこそ、大事に大切に生きて行かなくちゃいけないのだと思っている。

どうかどうか、被災された人たちが心穏やかなときを過ごされますように。お亡くなりになった方々が、彼岸で安らかにありますように。

精神の奥深い所で、去年のあの時の驚きと悲しみが渦巻いているような感じがしている。何千万人の人たちと思いがきっとシンクロしているのだろう。轟々と深海流が音を立てて流れているかのように、苦しみや悲しみが、ぼくだけでなく多くの人たちの心の奥底を揺さぶっている。沈黙と祈りをもって、魂よ鎮まりたまえ。



今日は、特別なことは何もできない。
ただ、家族と一緒に黙祷を捧げるだけです。

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