ぼくはローソン派になることにしました。
大槌町は津波ですべての医療施設が壊滅したのですが、じつはコンビニとスーパーもすべて失われてしまったのでした。小鎚川沿いにあるショッピングセンターは完全にやられ、そのすぐ向かいにあるコンビニ「ローソン」も建物はかろうじて残ってはいたものの、そのまわりは瓦礫だらけ。青と白の外装が、無残に散っていました。まあ、取り壊されるのは時間の問題だろうと。
ところが、昨日、そのローソンが完全復活オープン!
床を張り替えガラスを入れ直し、店内の冷蔵庫からなにからすべて入れ替えて、なんとなんと再びオープン。津波を受け瓦礫の散っていたその場所に、ローソンの青い明かりが灯っているのを見たときは、なんだかジンときました。
夕方の釜石での医療災害対策本部のミーティングの帰り、一緒に車に乗っていた皆で、そのローソンを見に行ってみました。駐車場は車でいっぱい。町の人々が嬉しそうに店に入っていく。再オープンとはいえ、中はまだ不十分だろうと思っていたら、なんと完璧でした。冷蔵庫にはプリンもビールも冷えていて、レジの横にはおでんまである!
ぼくらは口々に「おー、すごい!」を連発。
町の人たちもその話で持ちきり。
町に店の明かりが消えてひと月半。その最初の明かりがその青い灯火なのです。
町に灯るローソンの明かりが、ぼくには希望の光に見えました。
よくやった、ローソン!
ありがとう、ローソン!
1ヶ月振りの大槌町はゆっくりだけど確実に復興してました。
返信削除県医師会の仮設診療所も進化してました。
特に食事の面が。
ローソン復活してさらに充実してきましたね。
4月30日 野菜かき揚げそばを食べたことを告白します
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